窮地に陥る主人公をどんな人でも応援したくなる傑作だと思います!
空飛ぶタイヤ/池井戸 潤
空飛ぶタイヤへの絶賛コメント
“自分はまだまだ十代の若造だが、とても面白いと感じた。まずは緊迫感の作り方。
冒頭を抜いて終始緊迫した描写が続くが、普通は読者以前に作者が息切れしてしまいがちだが、不思議なことに全く読んでいて投げ出したくなったりはしなかった。さらに対立側の書き方が非常に長けている。主人公サイドが何とか不正を暴くネタを捕まえるのだが、それを跳ね除け跳ね除け……この緊迫感がたまらなく良い。経済や運送会社についても全く無知でもとても読みやすいしオススメの一冊である”
+7日前
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“本がおもしろすぎて、まったく寝ずに読み進め、さらには熊本空港から高千穂までの2時間のバスの中でも、ずっと本を読んでいた。
そのぐらいおもしろかった。
内容はよくある企業小説であり、なんとなくパターン化された感もあり、
それほど驚きの展開があるわけではない。
でも読まずにはいられない。
ストーリーがおもしろいことはもちろんだが、何より興味深いのは、登場人物それぞれが、
自分の立場や組織の立ち位置や自分の欲望と葛藤しながら、行動を決めていく様子がわかること。
それが全体として織り成すと、
こんな風な社会になってしまうのかということがよくわかる。”
+7日前
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概要
「空飛ぶタイヤ」は、2006年に発行された池井戸潤の社会派小説です。
第28回吉川英治文学新人賞、第136回直木三十五賞候補作となっています。
あらすじ
主人公は赤松運送社長である赤松徳郎。
赤松運送のトラックはタイヤ脱落事故を起こし一児の母である柚木妙子が亡くなる。
事故の調査結果では、トラック製造元のホープ自動車から整備不良と結論づけられてしまう。
自社の整備の正当性を確認し、不備は車の方にあるのではないかと思うようになった赤松は、財閥系の大手自動車会社を相手に真実を求めて戦う事を決意する。
大企業を相手に自らを信じ何度も窮地に陥りながら奮闘する赤松の運命はどうなるのか。
結末の気になる方は、小説をご覧になってみてはいかがでしょうか。
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