ピアノの美しい表現が読む者を魅了する!
シューマンの指/奥泉光
シューマンの指への絶賛コメント
“これは、結構賛否両論、きれいに分かれそうな気がする小説。
ミステリーファンの中には酷評する人がいるのではと感じなくもないけれど、クラッシック音楽、中でもピアノ曲が好きな私は、活字の間からピアノの音がこぼれ落ちてきそうな危うくも色彩豊かな文章を堪能しました。”
+7日前
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「奥泉光」とは
1986年にすばる文学賞に応募した「地の鳥天の魚群」が最終候補になり、後に「すばる」に掲載され小説家としてデビュー。1990年、『滝』が第3回三島由紀夫賞候補および第103回芥川賞候補。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞・瞠目反文学賞[2]受賞。野間文芸新人賞は保坂和志『草の上の朝食』との同時受賞であり、対照的な作風が話題となった[3]。1994年、『石の来歴』により芥川賞受賞。同作は英語、仏語などに翻訳刊行。1999年、近畿大学助教授に就任、現在教授。2009年『神器』で野間文芸賞受賞。2012年より芥川賞選考委員。同年、『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』がテレビドラマ化された。2014年、『東京自叙伝』で谷崎潤一郎賞受賞。
内容紹介
音大のピアノ科を目指していた私は、後輩の天才ピアニスト永嶺修人が語るシューマンの音楽に傾倒していく。浪人が決まった春休みの夜、高校の音楽室で修人が演奏する「幻想曲」を偶然耳にした直後、プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いていたという噂が……。
クラシック音楽の好きな方は、特に好まれる内容の小説ではないでしょうか。
美しい表現が、多くの読者を魅了している、芥川賞作家の奥泉光。
読んだことがないという方は、ぜひ読んでみてください。
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