手に汗握るロードレースという面もミステリーという面もある特異な作品!

サクリファイス/近藤史恵

サクリファイスへの絶賛コメント

“「ロードレース」というなかなか馴染みのない世界の話を興味深く読ませてくれる小説で、自分自身も自転車にのって山岳コースを走り抜けているような疾走感にあふれる描写がとても心地いい作品でした。
この爽快感は、非常に「青春小説的」なんですが、中盤以降の“ある仕掛け”によって、二転三転するミステリーへとシフトしていく展開も魅力的。
読み進めているうちにすっかり忘れていましたが、そうでした!本作は「このミス」受賞作なんでした!
しかも、ただのミステリーというわけではなく、東野圭吾の『容疑者Xの献身』にも通じるような「泣けるミステリー」ってところもポイントが高いんですよ。
ちょっとだけ荒削りな部分があるのも否定できないんですが、それを理由に読まないでいるのはあまりにもったいない傑作です。”

引用元:http://ultimate-ez.com/2013/02/21/1598/

+7日前

もっと詳しく

「サクリファイス」とは

近藤史恵による日本の小説。第10回大藪春彦賞受賞作、第5回本屋大賞では第2位に選ばれたほか、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作ともなった。
自転車ロードレースを題材としたスポーツ小説であり、レース中の事故を巡る推理小説でもあり、主人公の心の葛藤が描かれる青春小説でもある。

内容紹介

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!

出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%82

あまり知られていないロードレースの世界にも触れることができるスポーツ小説でもあり、疑惑に迫るミステリーでもあります。
様々な要素を含んで最後はうまくまとめられている「サクリファイス」。
まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。

サクリファイスに関連した絶賛

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

佐藤多佳子

ベルカ、吠えないのか?

古川日出男

プリンセス・トヨトミ

万城目学

私が語りはじめた彼は

三浦しをん

最近話題の絶賛

ミルフイユ・ヴァニーユ

フレデリックカッセル

キング・オブ・エジプト

ニコライ・コスター=ワルドウ

袋田の滝

大子町

Zessanをフォロー

サクリファイスの感想・評価・口コミ