人間の代替可能性についての面白い小説です!
スタッキング可能/松田青子
スタッキング可能への絶賛コメント
“2ページ読んで笑い転げた。10ページ読んで笑いが止まらなくなった。20ページ読んで目を疑った。50ページを過ぎたころ目が離せなくなっていて、91ページまで読み終えたとき、この小説の大ファンになっていた。残りの収録作もむさぼるように読んだ。今まで味わったことのない読後感。小説とは言葉の積み重ねであるということを、今更ながら思い知らされる。
本書は発売当初から話題となり、テレビや新聞雑誌などいろいろなメディアで紹介されている。私が本書を読むきっかけとなったのはツイッターだった。それは誰か特定の人物のおすすめコメントではなく、いろいろな人が書いたこの本の感想を眺めていて、背中を押されたのだ。私のこの書評もそんな風に本書を手に取るきっかけのひとつになればと思いながら書いた。
素晴らしい本を読んだとき、それを誰かに伝えたいという気持ちもまた、スタッキング可能だと思う。”
+7日前
もっと詳しく
「スタッキング可能」とは
2013年に発刊された松田青子の小説。
第26回三島由紀夫賞候補、第35回野間文芸新人賞候補にあがった。
「スタッキング可能」「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」「マーガレットは植える」「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」「もうすぐ結婚する女」「ウォータープルーフ嘘ばっかりじゃない!」という6つの話から構成される。
内容紹介
日本社会を皮肉に照射する表題作「スタッキング可能」をはじめ、雑誌掲載時より話題の「もうすぐ結婚する女」など、たくらみに満ちた松田青子初の単行本が、多くの推薦者により贈り出される!
★豪華メンバー推薦!!★
●青木淳悟さん(作家)----「なぜ私は私なのか?----あのときの私が誰でもありえたと信じさせてくれる小説。」
●市川真人さん(文芸批評家)----「匿名と交換可能が溢れる現代を、交換不能な才能の新人作家が描くだまし絵……だまされるな! 」
●岸本佐知子さん(翻訳家)----「この毒、この笑い、このリズム。みんなも癖になるといいのに。」
“あなた”と“私”は入れ替え可能?小さかろうがなんだろうが希望は、希望。
出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82
多くの読者の心をつかむ面白い物語です。
人間は本当は置き換えが可能なのでしょうか。
気になる方は、ぜひ読んでみてください。
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