未来の決まった主人公の思いや葛藤には共感せずにいられない!
わたしを離さないで/カズオ・イシグロ
わたしを離さないでへの絶賛コメント
“読後感は超、寂しいです。生まれたからには死ななきゃならんし、出会うから別れの悲しみを味わう。提供者じゃなくても現実の世界でも、私達は運命の前では無力。命はまるで雪の結晶だ。この物語は、私の奥底にあるそんな寂しさを揺り起こしてしまう。物語には大きな秘密が隠されています。偶に、オチ一発で途中がつまらない作品があるけれども、この物語は主人公たちの成長を丁寧に描いている為、常に夢中になれるし文章も読み易い。使われるワードとか、子供たちの行動とか、色々なバランスが絶妙。翻訳もよかったのでしょう。他の作品も読みます。”
引用元:http://bookmeter.com/b/4152087196+7日前
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「わたしを離さないで」とは
出典:http://stat.ameba.jp/user_images/2012082
2005年発表のカズオ・イシグロによる長編小説である。同年のブッカー賞最終候補作。
日本では、2006年4月に土屋政雄の翻訳で早川書房から単行本が刊行され、2008年8月にハヤカワ文庫版が発刊された。
2010年にマーク・ロマネク監督、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ主演により映画化された。2014年には蜷川幸雄演出、多部未華子主演により舞台化された。2016年1月からTBSテレビでテレビドラマ化されている。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%
内容紹介
自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評されたイシグロ文学の最高到達点。
出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81
物語を読んで哀しくなることもあるかもしれません。
しかし、生きるということについて深く考えさせられる傑作小説で、読む価値は十分にあるものだと思います。
ぜひ読んでみてください。
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