3人の視点からありそうでない工場での日常を描きだす!
工場/小山田浩子
工場への絶賛コメント
“小山田浩子「工場」を読み終えた。やっぱり最後まで読むと怖かった。この怖さ、安定の小山田作品(笑) 労働にアイデンティティーを見出せない現代の社会人達に広く読まれてほしい作品です。時々、自分のことが書かれているかと思った、ワタクシ非正規雇用労働者。
自分のこういう生き方が正しいかどうかなんてわからない。わからないけれど、こう生きるしかない。昔の日本の企業神話みたいなものを信じられなくなっている人々にとって、小山田さんの「工場」は新しい物語なのだ。日常を異化するの上手いなぁ……。
「使用済みトナー」と工場ウ(得体のしれない黒い鳥)と「私」、こんなふうに並べて社会を切り取ること。 作中いたるところに設置された不穏さは読み終わった後に真価を発揮した。単に不条理や人間疎外というだけじゃもったいない作品だ。”
+7日前
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「工場」とは
出典:http://news777seven.com/wp-content/uploa
2013年に発刊された小山田浩子の小説家デビューを果たした小説。
第42回新潮新人賞を受賞。。第26回三島由紀夫賞候補、第30回織田作之助賞受賞、第4回広島本大賞(小説部門)受賞。
内容紹介
何を作っているのかわからない、巨大な工場。敷地には謎の動物たちが棲んでいる――。不可思議な工場での日々を三人の従業員の視点から語る新潮新人賞受賞作のほか、熱帯魚飼育に没頭する大金持ちの息子とその若い妻を描く「ディスカス忌」、心身の失調の末に様々な虫を幻視する女性会社員の物語「いこぼれのむし」を収録。働くこと、生きることの不安と不条理を、とてつもなく奇妙で自由な想像力で乗り越える三つの物語。
出典:https://www.amazon.co.jp/%E5%B7%A5%E5%A0
様々な職を経験して小説家を志した小山田浩子のデビュー作。
賞を受賞するほど評価の高い作品ですので、ぜひ読んでみてください。
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